1. EIDRIFT とは(What EIDRIFT is…)
EIDRIFTとは、既存の価値体系や美学的枠組みから離脱し、 「形(Eidos)」と「漂い(Drift)」のあいだを往還する思考の運動である。
それは、見る者の意識が形を探り、世界の構造を更新していく行為である。
EIDRIFTは概念であると同時に、 実践と思想を結ぶための精神的な装置でもある。
写真を単なる表現手段ではなく、 思考と観察の行為として位置づけること
── それがEIDRIFTの出発点である。
2. EIDRIFTERS(Statement)
私たちは「形の漂流者」である。
視覚の静止を超え、思考が光に触れる境界を行く。
写真とは、時間を止める行為ではなく、 世界の見え方そのものを問う行為である。
沈黙の中に形を聴き、 光の中に思想を探す。
私たちは、瞬間を集める者ではなく、 形を彷徨う者である。
3. 概要(Overview)
EIDRIFTERSは、既存の写真文化から離れ、 芸術と文化の関係性を再構築するために生まれた集団である。
ここでの写真は「美しさ」や「完成度」を競うものではなく、 文化的・思想的な行為としての「視ること」を中心に据える。
この集団は、形式や表現手段に縛られない。 それぞれのメンバーは、思想・文化・社会に対する観察者であり、 個の実践を通して、新しい視覚文化の輪郭を探る存在である。
EIDRIFTERSは、メンバー同士が互いの思考を交わし、 作品と対話の場を共有することで進化する。
その活動は展示や定例会、研究、制作を通して展開し、 現代の視覚文化に新しい流れを生み出していく。
参加は推薦と審査によって行われ、単なる所属ではなく、理念の共有を意味する。
EIDRIFTER(=形の漂流者)として認められた者は、 その称号をもって思想と実践を重ね、世界との関係を新たに築いていく。
EIDRIFTERSは、表現者の集まりであると同時に、 文化の構造を再定義するための運動体でもある。
その中心にあるのは、問いかけであり、漂いである。 写真を通して「存在」と「視覚」を往復し、 境界を超えてゆくこと、それ自体が活動の本質である。
EIDRIFTERSは、写真を通して「存在」と「視覚」の関係を問い、 見ることそのものを文化的行為へと変換する集団である。
それは、所有の印ではなく、通過の印である。
It is not a mark of possession, but of passage.
発行:EIDRIFTERS
主宰:Kz-Photography Kazutaka Morii
発行年:2025